わんこの涙 ひだまりの犬

14年7ヶ月のかけがえのない時間をすごして、虹の橋を渡ったくじらがのこしてくれたもの。その日々に愛と感謝を込めて…。

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わんこの涙

これは、くじらを生んでくれたママの物語。


quji0001.jpg
↑この子がくじらを生んでくれた、
くじらの本当のママ。

名前はエル。

エルは“じゃじゃ馬”って言葉がピッタリの
とんでもないお転婆娘だった。

とても仲良しの、父さんと母さんの
愛をたっぷりもらって、奔放に育てられた、
元気いっぱいの女の子だった。

くじらは、そんなママのお腹から
1991年8月3日、9ワン兄弟の1ピキとして生まれた。


くじらが生まれてしばらく、、
くじらが3歳くらいまでは、
エルも幸せな毎日を送っている。

と思っていた、のに…。



ある日、いつものように軽い乗りで
くじらとともに、エルを尋ねると、、、

お家の中で、父さん母さんと
一緒に暮らしていたはずのエルが
薄暗いガレージで、
冷たい鎖に繋がれていた。

お水の器も、ご飯の器も、
いつ与えられたのかわからないくらい
汚れていて、

あんなにいつも
きれいにしてもらっていた子なのに、
自慢の金色の毛は、ボサボサで汚れていて、

そうじの行き届いたお部屋で
ゆったりと暮らしていたのに
エルの稼働域は、ウンチやおしっこの痕にまみれていた。


実は、
エルのパパとママの仲が
なんだか危ない。


って話を、風の便りに聞いていたから
エルのそんな姿を見て、
言いようのない怒りが込み上げて来た。


以前はあんなに幸せ顔だったエルが
まったく別の犬のようだった。

いったいどれくらいの期間
そうやってに放置されていたのかは、わからなかったけど、
エルはきっと、毎日毎日
泣き暮らしていたに違いなかった。

目のまわりが、涙の痕でくしゃくしゃだった。



わたしは意を決して、
エルを車に乗せて連れ帰り、
お風呂に入れ、きれいにブラッシをかけて、
ご飯とお水をあげた。

その日からしばらく、
エルの新しいお家が見つかるまでの間、
くじらとエルと一緒に暮らした。


くじらもわたしも、
エルの食欲ややんちゃの前にたじたじだった。
くじらのいたずらも、相当なものだったけれど、
エルの奔放でダイナミックな悪さには
わたしもほとほと手を焼いた。


そんなドタバタの生活が1週間ほど過ぎた頃、
エルの顔が、わたしもよく知る、
元の顔に戻っていることに気付いた。

そしてその時、はじめて悟った。
エルの顔は、寂しくて悲しくて苦しくて、
あまりに長い間泣き続けて、
輪郭まで変わってしまうほど、浮腫んでしまっていたのだと。



わたしは、くじらとエルを見て
犬という生き物が、
どれほど繊細で感情豊かな動物かということを
そのとき初めて、思い知らされた気がした。



人間側の、勝手な都合や事情は
ほどなく解決して、
エルは、少し離れた土地に住む
ちゃんと最後まで愛してくれる、新しいお父さんに連れられて
新しい犬生を生きるため旅立って行った。








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[ 2009/05/12 22:09 ] 家族の責任 | CM(4)
エルちゃん、良かった。。
きっと何か虫の知らせみたいなものがあったんでしょう。。良かった。。間に合って。

私も仕事柄、いろんな相談を受けたり、実際にエルちゃん状態の子とも接することもありますが、、、
自分達にできることには限界があります。。
すべての子達の笑顔が見たいのですが、、
でも、やれることから、できることから一歩ずつ、の精神でがんばります♪

エルちゃんに笑顔が戻って、本当に良かった。。!!
[ 2009/05/14 15:17 ] [ 編集 ]
> エルちゃん、良かった。。

ありがとうございます。
わたしも心からそう思います。
エルを連れ出す時、迷いがまるでなかったのが不思議です。

> きっと何か虫の知らせみたいなものがあったんでしょう。。良かった。。間に合って。

虫の知らせ…
そうかもしれませんね。。。
くじらが導いてくれたのかもしれません。

> 自分達にできることには限界があります。。
> すべての子達の笑顔が見たいのですが、、
> でも、やれることから、できることから一歩ずつ、の精神でがんばります♪

本当に大変なことだと思います。
可哀想なワンコがいなくなる日を願いながら、応援しています。

> エルちゃんに笑顔が戻って、本当に良かった。。!!

ゴールデンは天使のような犬ですね。。。
愛する人に裏切られたエルが、わたしたちに敵意を見せる事無く
元気な笑顔を取り戻してくれたことに、
わたしたちのほうが救われました。
[ 2009/05/14 20:38 ] [ 編集 ]
最近のニュースでもたまに流れてますよね・・・・

人間の身勝手な行動で犠牲になっている犬たち。
エルちゃんも愛情の中で暮らしていたはずなのに。

ハルカさんの行動力にも脱帽です。

その後の展開には私も安堵しました。
良かったですね・・・・。
一度引き受けた命は最後まで責任を持たなくては。
それだけの覚悟がなくてはいけませんよね。

身が引き締まる重いです。
[ 2009/05/21 19:25 ] [ 編集 ]
ほんとに、いやなニュースが後を絶ちませんね。。。

> 一度引き受けた命は最後まで責任を持たなくては。
> それだけの覚悟がなくてはいけませんよね。

みんなが、そんなふうにわんことの生活を大切にしてくれたら
もっと幸せを感じること、できるのにね。。
エルが、最悪のことにならなくてよかったです。
[ 2009/05/21 22:37 ] [ 編集 ]
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プロフィール

ハルカ

Author:ハルカ
人との出会いも、動物との出会いも、出会いはみんな奇跡だと思います。
永遠を信じる気持ちの強さが、豊かな時間を育む力になる。
虹の橋を渡ったくじらは今も、あの日の姿のまま、わたしの記憶のなかを駆け回っています。

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