誇りとプライド ひだまりの犬

14年7ヶ月のかけがえのない時間をすごして、虹の橋を渡ったくじらがのこしてくれたもの。その日々に愛と感謝を込めて…。

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誇りとプライド

誰に何をされても
常に受け身で、じっとしていたくじら。

怒るでもなく
逃げるでもなく、
いつも、ただ、されるがままだったくじらが、

ある時期から
わたしと夫に、怒りの表情を
見せるようになった。

年をとって、思うように動けなくなったくじらは
自分の思いと、思い通りに動かない体の狭間で
ジレンマに陥っていたのだ。

051208ie.jpg


くじらが、立ち上がろうとがんばっている姿を見て、
つい、腰を持ち上げてあげると
わたしの手を噛もうとした。

以前のように
車に飛び乗れなくなったくじらを
抱きかかえて乗せようとする
夫の手を、噛もうとした。

車から抱きかかえて降ろそうと
手を出すと、
抱えられる前に
自ら、転がり落ちるように
車から降りた。



動物病院の先生が言った。
「特に大型犬は、
プライドが高いから、
自分の体が思うようにならなくなると
気難しくなる子が多いね~」


051211mikan.jpg


たしかに、くじらは、
わたしたちに手を貸されることを
ことごとく嫌った。

少しでも足腰の負担が軽くなればと
歩行補助のハーネスを使ってみたけれど

そういうものを付けての散歩は
あまり喜ばなかったし、
いざという時のために
カートも用意してみたけれど
絶対に乗ろうとはしなかった。


そんなくじらを見て、わたしたちは、
とことん、くじらのペースに
合わせることに決めた。

元気なときは、5分10分で歩いた距離を
1時間くらいかけて、散歩した。

ゆっくりゆっくり歩いたら、
ゆっくり、じゅうぶん、
くじらの気が済むまで休憩して、、、
そしてまた歩く。

最後の3ヶ月くらいは
そんなお散歩をした。

歩きながら、休みながら
ずっと話をしながら…。


最後の最後まで、くじらは
「お散歩行く?」
の言葉に、子犬の頃と同じように
うれしそうに瞳をキラキラさせた。



そんなくじらを見つめながら、
“介護”って
助けることよりも、まず、
相手の意思とか気持ちを
尊重することからはじまるものなのかも
しれないなと思った。







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[ 2009/05/04 21:58 ] 老犬の介護 | CM(11)
くじら君の強さは、ハルカさんとご主人の愛情に、
たくさん見守られてきたからこそなのでしょうね。
とても素晴らしい愛情だと思いますよ。

私も実家で長い間一緒に暮らしていたワンコを亡くしています。
ワンコだけでなく人の介護にもそれなりに経験があります。

「相手の意思とか気持ちを尊重すること」を忘れたくないですね。
[ 2009/05/05 06:50 ] [ 編集 ]
先輩ゴルさんの意見でゴルの老後の話題がよく出ます。
それなりに覚悟しているとは言え、ハルカさんとくじらくんの実体験を読ませていただくと、まだまだ甘いなって感じました。どうやって付き合っていくか。その答えはきっとそれぞれの環境や個人によってさまざまな形があると思いました。とてもいろんな意味で勉強になります。
[ 2009/05/05 08:35 ] [ 編集 ]
クジラくん、男らしい~~~♪
パパさんやママさんの愛情を一杯もらって
最後まで心配かけたくない!
ボクはまだまだ大丈夫って言う声が聞こえたわ。。
ホントわんこって我慢強いですよね!

我が家の初代犬、クルタは安楽死の範囲を超えてると
先生に言われたけどそれでも痛くても頑張って生きようとしていたの。。
私はその姿を見て辛かろうが痛かろうが、
クルタが生きたいと思うなら気持ちを尊重しようと思いました。
[ 2009/05/05 20:40 ] [ 編集 ]
ありがとうございます。

介護は、体力も精神力も消耗する重労働ですよね。

いざという時、負けないタフな自分でいるために
心を鍛えなきゃ、って思います。
[ 2009/05/05 21:45 ] [ 編集 ]
> どうやって付き合っていくか。その答えはきっとそれぞれの環境や個人によってさまざまな形がある

ほんとにそう思います。
けいやんさんとnicoちゃんが、これから過ごす時間が
二人のあり方を作りあげていくんでしょうね(^^)
[ 2009/05/05 21:47 ] [ 編集 ]
> ホントわんこって我慢強いですよね!

うん!ほんとそう思います!!

クルタ君も、すっごいがんばったんですね~。
想像すると、痛々しくて涙が出そうだけど、
きっと、いつまでも大好きな家族の側を離れたくなかったんでしょうね。

そういうクルタ君を見守った、しー坊さんが凄いと思います。

くじらも、動物病院の先生方にも
「くじらはホントよくがんばったね~!」って関心されるくらい
よくがんばりました。
[ 2009/05/05 21:56 ] [ 編集 ]
くじら君のお写真には、忍耐強く本当によく頑張った姿が写し出されていました。

少しでもいっしょにいたいとか、なでなでしてほしいとか、言葉に出せないワンコが何らかの方法で訴えているのを感じ取って、してあげられるのが、ずっといっしょに暮らしてきた家族なんですよね。

リキの場合、状態が急変して8日間の介護(闘病)でしたが、くじら君の姿とだぶってしまいました。


[ 2009/05/09 02:01 ] [ 編集 ]
わんこはほんとに我慢強いですね。。。

くじらと暮らして、とことん相手を思う事が
双方向の愛を深めることに繋がると、
気付かされた気がします。

リキ君は短期間で逝ってしまった分、
マッチータさんの心に残るものが大きいんでしょうね。。。
[ 2009/05/09 20:55 ] [ 編集 ]
全く同意です。うちはGRでは残念ながら
介護する機会はなく若くして逝ってしまったのですが
プードルのおじいちゃんは、最後まで同じような感じで、私もサポートに徹しました。
小型犬なのでたいした苦労は事はなかったですが、
大型犬だと大変だったでしょうね。でも私も経験したいです。生きてるからこそですものね。
今いるうちの子たちがくじらちゃんみたいに
長生きしてくれると良いなぁ。と
心の底から思います!ありがとうございました。
[ 2009/06/05 10:22 ] [ 編集 ]
わたしにとって、自分の責任のもと暮らす
はじめてのわんこでしたので、
くじらと、生涯をともにできたことで
得たもの、教えられたことは計り知れません。

彼らの時間が、わたしたちの時間よりも随分短いからこそ
気付かされることが、たくさんあるんですね。。。

じ~なさんのわんこたちが、幸せに長生きできるよう祈っています。
ありがとうございました。
[ 2009/06/05 16:53 ] [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2009/06/10 21:45 ] [ 編集 ]
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ハルカ

Author:ハルカ
人との出会いも、動物との出会いも、出会いはみんな奇跡だと思います。
永遠を信じる気持ちの強さが、豊かな時間を育む力になる。
虹の橋を渡ったくじらは今も、あの日の姿のまま、わたしの記憶のなかを駆け回っています。

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